子犬の話 [猫日記]
「友達から預かってた子犬が死んじゃった・・・・」
そう呟いてその人は泣いたんだ。
飼えないってわかってて拾った彼女の友達は
彼女に子犬を預けたままその最期に立ち合うこともなかったらしい。
「だったらどうして拾ったのよ!」
彼女は憤りを抑えきれずにまた泣いた。
でもさ、その病気の子犬は最期まで彼女に面倒をみてもらって幸せだったんじゃないかな。
だって、もしも野良犬だったら誰からも涙を流してもらえず、一人ぼっちだったんだから。
今夜の曲はJ.S.バッハの「音楽の捧げもの」BWV1079。
「トリオ・ソナタ」が一番のお気に入りだけど、
その後に続く「無限のカノン」を聴いて亡くなった子犬の冥福を祈ろうと思います。
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