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蒼い朝 [街]

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今にも雪が降りそうな夜明け街。

 

脳裏に浮かんだのはシベリウスの交響曲第4番イ短調Op.63 。
第一楽章でチェロが奏でる、あの暗く沈んだ旋律。
神話の世界を思い起こすような瞑想的な交響曲。
演奏は純度の高い響きを持ったネーメ・ヤルヴィ指揮のエーテボリ交響楽団(BIS)で。


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2012年的第一場雪 その2 [街]

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初雪が降った翌朝は晴れでした。
窓を開けると空気がひんやりとしていて、とても気持ちがいい。
 
こんな日は会社なんて行きたく……いやいや、今日も頑張って仕事!仕事!
 
  
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通勤途中の車の中から。
平日だというのに人出が少ないなぁ。 
 
 
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さっそくですが、軒先には氷柱が…… 
 
 
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普段は殺風景な場所も雪化粧すると雰囲気が変わります。 
 
 

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2012年的第一場雪 [街]

初雪です。

昨夜は眠りが浅く、一時間おきくらいに目が醒めてしまったので、

その度に灯の消えた街が白く染まってゆくのを窓越しに眺めていました。

そして、朝。 

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雪は夕方には止んで、一日中雲に隠れていた太陽が夕暮れの空に彩りを添えました。 

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P.S.
今夜はショパンのバラード第一番を聴きいてから眠りにつこうと思います。 


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長春・夏便り (その1) [街]

自転車に乗って遠出したくなると、私はいつも長春空港周辺の「もろこし畑」を目指します。
がむしゃらにペダルを踏みつけて力尽きるまで。
とはいえ「不惑」を過ぎた運動不足の中年上班族が自転車で一日に走破できる距離なんて知れていて、私の場合、どんなにがんばっても100kmが限界ですけど。

で、今回はあんなことやこんなことの気晴らしに、
もろこし畑のド真ん中にある滑走路から飛び立つ飛行機の雄姿が見たいと思いました。
そんなことのためにわざわざ……と思う方もいらっしゃるでしょうが、そこは思い立ったが吉日ということで。 

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実に良いお天気です(暑いけど)

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遠くまで続く丘陵地帯に新しい道路が作られています。 

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「衛星村」ってどんな所なんだろう?(ちょっと寄り道)

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こうして寄り道をはじめると、目的地である空港周辺にはなかなか辿り着くことができません。
ということで、この続きは後日。 


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マーラー 交響曲第7番の狂気 [街]

ムシャクシャする時やイライラする時はマーラーの交響曲、中でも第7番を聴くに限る。
しかも近所迷惑寸前の大音量で。
間違ってもヘッドフォンで聴いちゃダメダメ。
耳を劈くブラスの響きや強打するティンパニの衝撃、しなやかな弦や甘く切ない木管の旋律、
そして宇宙が鳴り響くような壮大な管弦楽を身体全体で受け止めなければマーラーを聴いたことにはならないのだっ!

今夜の私はバーンスタインのニューヨーク・フィルで。
以前はアバドのシカゴだったが、近頃は流麗な演奏よりもドロドロしたのがお好み(爆) 

スケルツォを挟んでシンメトリックに配置された長大な交響曲第七番。
一塊の巨大な生物の如きオーケストラが巻き起こす音の饗宴。
目まぐるしい転調と展開を繰り返しながら聴く者を狂気へと導く強烈な求心力。
初めて聴き終えた後、何が起きたのかわからず拍手することさえ忘れて茫然と立ちつくしてしまった私は第七番の「隠れファン」なのであります。 

テナーホルンの叫びで始まる狂気の第一楽章。
不穏な響きの中、跳躍しながら展開してゆく長大なソナタ形式。
充満する狂気に包まれながら強烈なブラスの響きが突き刺さる。

調性の定まらない不安定な第二楽章。
森の彼方で誰かが呼ぶ声が聞こえる。
超広角レンズのようなパースペクティブに惑わされて方向を失う。

第三楽章、不気味なスケルツォ。
照明の切れた地下室あるいは洞窟の奥で催された闇の宴。
黒い夜会服と黒いマスク。
血のワインで乾杯し、悪魔が天使の翼を引きちぎる。

あまりにも美しく甘い第四楽章。
眠れぬ夜のセレナーデ。
夢遊病患者の如く彷徨いながら、このまま夜の闇に埋没してしまおうか。

ティンパニの連打ではじまる狂喜乱舞の第四楽章。
ブラスの壮麗な響き。
目まぐるしく展開するロンド。
変奏してゆく主題に惑わされながら、万華鏡のように変化する狂気の宴に身を任せる。
これはカオスの呼ぶべきか、それとも極楽の極致と呼ぶべきか。
鼓動が高鳴り、全身が汗ばむ。
そして巨大なオーケストラが高らかに鳴り響き、一陣の風のごとく全曲は幕を閉じる。

マーラーは狂気だ。
いつも生死の間を行ったり来たりしている。
第一番で突如現れた「巨人」は第二番で倒れ、そして復活する。
第三番で大いなる大地を讃え、第四番で天国の歌を聴き、第五番で死への不安とそれを克服するドラマを仕立てたかと思うと第六番で「英雄」は三度倒れ、七番で不死鳥の如く蘇る。
そして第八番で高らかに賛歌を歌い、大地の歌でこの世に未練を残しながら、第九番で最後は静かに死んでゆく。

人生が「七転び八起き」だったというよりは「七転八倒」だったマーラーの生に対する「執着」はおそらく相当なものだったのだろうと思う。
(普通と比べたら)かなりメチャクチャな奇想天外な展開をしている第七番のその狂気とも思える音楽に私たちは知らず知らずのうちに巻き込まれてしまう。
そして酒に酔ってバカ騒ぎするかのように、その「カオス」にドップリと浸ってしまえばこっちのもの。
日ごろ溜まったストレスを第五楽章のフィナーレで軽くブッ飛ばしてしまえばいいのだ。

DSC_2670.JPG富苑華城の屋上からの夜景 


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音楽療法 [街]

ご無沙汰してます。
 
仕事が忙しくてヘロヘロになって帰宅した日にはゴールドベルグ変奏曲を聴きます。
 
演奏はグレン・グールドの1981年盤。
 
ト長調のアリアに始まって、羊が一匹、羊が二匹……変奏曲を数えるうちに、やがて眠りにつきます。
 
 
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ところで、写真展のお知らせです。
時は7月末、場所は名古屋。
詳しくはhttp://shutter-girl.jp/を見てください。
グループ展だそうです。
私の大好きなゆり茶さんも出展します。 
皆さん、御用とお急ぎでない方は是非。
 

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54路 [街]

いわゆる「満州国時代」の1941年に開通し、現在は長春公交集団が経営する市電。

工農大路を起点に紅旗街沿いに南に進み、寛平路の交差点を西に曲がり西安大路まで続く。

約8kmの沿線には古いレンガの建物などがあり、長春で最も風情がある場所と私は思う。

春には新緑が眩しく、夏が過ぎるとコスモスが咲き、秋には落ち葉が舞う。

そして冬…… 

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「三寒四温」の言葉どおり、春の訪れを感じる今日この頃です。

 

※ Rolleiflex風にトリミングしました。 


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週末の午後 [街]

 
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はらはらと粉雪の舞う週末の午後。
 
こんな日は温かい珈琲とベートーヴェンのピアノソナタ第30番がよく似合う。
 
そして真っ白な原野をさすらう夢を見る。
 

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沈寂的深夜 [街]

窓の外は雪、おそらくこれが最後の。

部屋の明かりを消して真空管に火を灯す。

グレン・グールドの弾く平均律クラヴィーア第二集。

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言葉を探すのはもうやめにしよう。

ロ短調のプレリュード、そしてフーガに耳を傾けて、そのまま深い眠りにつこう。

 


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郁悶不楽 [街]


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高新開発区硅谷大街 
 
 

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