春を待つ

震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、一日でも早い復興を心より願っています。

このところ真空蒸着機（レンズのコーティングを行うための設備）のオーバーホールに追われていて、すっかりご無沙汰してしまいました。

本日のテスト運転も無事に終えた機械は明日からいよいよ量産の列にカムバックです。

海を隔てた大陸にいる私は何やら自分が歯がゆいというか、何かできることはないのか？と
苛立ちを覚えますが、心配したりボヤいてみたりしたところでそれは何の役にも立ちはしない。
今の自分にできることとは何か？それは与えられた任務を遂行することなのかもしれません。

春の訪れが遅い長春。

雪こそ解けて消えましたが、気温はまだプラスとマイナスの間を行ったり来たり。

ただ、枯れた枝はほんのりと新しい緑が芽吹き始め、春がそこまで来ていることを告げています。

日本はそろそろ桜の季節ですね。

※　写真は昨年4月のローマ旅行の際、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会で撮影したもの。

　　 映画『ローマの休日』で登場した「真実の口」はこの教会にあります。

タグ：サンタ・マリア・イン・コスメディン教会 ローマ GX100

コメント 2

ひろネコさん、大変ご無沙汰しております。量産ラインへのマシンの復旧、おめでとうございます。安定的な稼動を祈っています。
＞自分にできることとは何か？それは与えられた任務を遂行することなのかも＞しれません。
長春に来て早２．５ヶ月。会社からは、赤十字を通して募金もしてもらっており、また、自分自身、今、何ができるかと同じく思いを馳せます。でも結論は、今の仕事を全うするしかなさそうです。スメタナの”わが祖国”を何度も聞きながら。

by 白黒クマ (2011-04-01 22:07) 

白黒クマさん、お久しぶりです。
やはり「祖国」とは「遠きにありて思うもの」なのか。今回の地震で、私は初めて「自分が生まれ育った国」を実感したような気がします。
ところで白黒クマさん、長春での生活には慣れましたか？仕事は順調ですか？
駐在員は往々にして仕事中毒になりやすく、人付き合いも仕事関係に偏りがちです。このブログでも紹介している西康路の山寨亭には長春に住む日本人駐在員や留学生の常連客が少なくありません。私は週に2度くらいは通っています。
たまには仕事を離れ、カメラ談義に更けるのも一興かと。
by hironeko (2011-04-02 01:28)