一時帰国です。 [自言自語]
ご無沙汰しております。
木々の枝先にようやく芽吹いた緑が街に彩を添えはじめている長春です。
いつもお世話になっている会社の工場が震災で大きな被害のあった宮城県にあります。
高台にある工場自体に大きな被害はなかったようですが、海沿いの街は津波で壊滅状態だそうです。
その様子を話に聞いただけでも背筋が凍る思いがしました。
今日、その会社の営業の方に電話を掛けたところ、ようやく電気がつながり、近々再開の目処がたったそうです。
その話を聞いて、私はホッとしました。
それは「仕事に対する影響が少なくて良かった!」という類のものではなく、まだまだ多くの被災地が復旧の見込みが立たない状態にある中で、少しでも多くの場所が復興に向かって歩み出したことに対する「良かった」という気持ちです。
私の職場の現地スタッフにその話をしたところ彼らも心配していたため、その工場の操業再開をとても喜んでいました。
被災した方々が少しでも多くの希望を見出すことができたら、それが明日につながる原動力になるはずです。
海を隔てた大陸にいて何の力にもなれない私ですが、せめて気持ちだけでも伝えたいと思います。
明日(というか今日)、朝一番の飛行機で帰国します。
まだまだ余震が治まらない。 もしかしたらもう一度大きな地震が起こる可能性があると言われている日本列島ですが、やはり自分の生まれ育った国にはどんなことがあっても帰りたいと思うものなのだと今回初めて自覚しました。
一週間余りの予定ですが、とにかく帰ります。
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