アンチテーゼ [機材]
Epson R-D1 を引っぱり出したのは久しぶり。
相棒はLeitz Wetzlar Summicron-C 40mm F2。
2004年製のR-D1 はデジカメとしては骨董品の部類。
画素数はFX機最高のD800 に対して6分の1 の600万画素ポッキリ。
デジタル・カメラとしては世界で唯一の「巻き上げレバー」を搭載。
アバウトな等倍ファインダー、AF ナシ、連写ナシ、Auto ISO ナシ、ライヴ・ビューもナシ……
つまり、AEを除いて便利な機能は一切ナシ。
フィルムの代わりにCCD を組み込んだだけみたいな潔さがこのカメラの特徴です。
1973年製のSummicron-C 40mm は数あるLeitz の中でもお買得な逸品。
同じSummicron 兄弟なら35mm と50mm が「王道」なのでしょうが、
この「コンパクト・ズミクロン」も往年のLeitz の名に相応しく、味わい深い描写をします。
R-D1 とSummicrn-C の組み合わせは何といっても軽くてコンパクト。
しかしその写りはカラーでもモノクロでも「ブラヴォー!」の一言。
それは高画素化+高速化&巨大化する一眼レフに対する「アンチテーゼ」みたいなものです。
興味のある方、是非お試しあれ。
P.S.
SDカードに入っていたモノクロームのRAWデータを現像してみると「ムフフ」な絵がありました。
R-D1, Summicron-C 40/2
R-D1, Summicron-C 40/2
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