中秋の名月を狙え! [長春情報]
9月12日は中秋節です。
「中秋節」と言えば、月餅(Yue Bing)です。
あ、こんなことを言っちゃ人民の方々に叱られそうですが、私は大陸製の月餅を好きになれません。「好みと問題」と言えばそうなんですが、過去において美味しいと思ったのは某中村屋の月餅だけ。
大陸製月餅の中でも最も苦手なのが広式(広州スタイル)のもので、塩漬けにされたアヒルのゆで卵=咸蛋(Xian Dan)が満月を模して入ってるヤツ。
激甘のアンコと塩漬けタマゴのコラボレーションが血糖値と血圧を刺激する感じでイヤっ!
北方のはアンコがボソボソしていてお茶で水分補給しないと口の中が大変なことになるので
これもイヤっ! (好き嫌いが激しいというツッコミはしないってことで)
賞味期限が妙に長いのも私を不安にさせる材料の一つ。
各地で「賞味期限の適正化」が呼びかけられているということは……推して知るべし。
ま、嫌いな月餅の話は置いといて、「中秋節」と言えば、やはり「中秋の名月」ですね。
「月にはウサギがいて餅つきをしている」と昔から言われているので、今年の中秋節には是非とも「餅つきウサギ」の姿を撮ろうと思っています。(子供の頃からの夢!?)
そこで、中秋節まであと3日の9月9日の晩、富苑華城の南側の窓に三脚を立て、月の撮影に挑戦しました。要するに予行演習です。
使用機材
カメラ: Nikon D200
レンズ: Tokina AT-X300 F2.8 AF (D200では450mm相当)
三脚: Benro A-458 m8 + HD-38
はっきり言って1000万画素(3872×2592 pixel )の画面に月を目一杯の大きさで写そうと思ったら「望遠」の前に「超」が付くレンズ(少なくとも600mm以上)が必要です。
テレコンバーターを持っていない私はトリミングによって余白(余黒か?)をカットして96万画素(1200×800 pixel )にしてみましたが、それでもまだまだ「目一杯」と言うには足りません。
「餅つきウサギ」をアップで撮ろうと思ったら、おそらく1000mmクラスの超望遠レンズか天体望遠鏡を使わないとダメでしょう。
しかし、ここで無い物ネダリを言っても始まらないので、いよいよ実際の撮影に入ります。
月は意外と明るく、感度はISO100、シャッタースピードは1/180秒、絞りはf8 という具合。
実は晴れた日の日中の露出(1/250秒でf8)とあまり変わりません。
「夜は暗いから」と思ってカメラ任せで露出を決めると月そのものは露出オーバーで「真っ白」になるのでご注意ください。
考えてみれば月は太陽の光を反射して輝いているわけですから、満月に近くなって反射面積が増えればそこそこ明るいのも頷けますね。
ただし、手持ち撮影は厳禁。「超」クラスの望遠レンズですからほぼ間違いなく手振れします。
できるだけ鮮明な画像を得るためにはしっかりした三脚が必需品です。
さて、いかがでしょう。
実際の撮影では段階露出しまくりで、結果として採用したのが「1/180秒のf8」でした。
適正露出は月の状態やカメラとレンズの組み合わせによって違うと思うので、いつ誰が撮っても同じ結果が得られるとは限りませんので予め御了承ください。
したがって、良い子の皆さんはいろいろ試してみることをお薦めします。
追記
天気予報によると中秋節の晩は「多雲」。
あの~、「晴」じゃないんですか?
せっかく練習してるんだから何とかしてくださいよ。
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